神前結婚式
神さまと結ぶ
ふたりの絆
白無垢に包まれし想い
澄みわたる朝の光に照らされて
ふたりは静かに歩みを揃える
雅楽の音が時をゆるやかに包み
榊の葉が神の息吹をそっと伝える
神前にて結ばれるは
血よりも深 き縁(えにし)の糸
三三九度 盃を重ね
心と心が静かにひとつになる
祝詞が舞い
風が和らぎ
永遠を願うその声に
やがて空も
微笑むように澄み渡る
ここから始まるふたりの道は
祖霊と神々に守られし清き道
今日という日が
未来を照らす灯となり
この縁が
幾久しく続きますように

神の前、誓いのとき
神前結婚式は、ご神前で執り行われる日本の伝統的な結婚の儀式。新郎新婦は、家と家との結びつきを大切にしながら、神様に夫婦の契りを誓います。神前結婚式は、ただふたりの愛を誓うだけでなく、祖先や家族への感謝、そして日本の伝統文化を大切にする心を形にする儀式です。
特に船川八幡宮のご祭神のひとつである息長帯姫尊(おきながたらしひめのみこと)は、安産と子育て、家内安全の神さまとして知られています。この神様のご加護を受けながら、清らかな気持ちで夫婦としての一歩を踏み出してください

式次第
参進(さんしん)
神職の先導により、新郎新婦と両家親族が拝殿へ入場します。


修祓(しゅばつ)
新郎新婦や参列者が、神前での儀式に臨む前のお清めとして行います。
祝詞奏上(のりとそうじょう)
宮司が祝詞で新郎新婦の結婚を神様にご奉告申し上げ、おふたりの末永い幸せを祈念いたします。


三献の儀(さんこんのぎ)
神前に供した御神酒で三々九度の盃を交わし、夫婦の永遠の契りを結びます。
指輪交換
修祓の儀にてお祓いしました結婚指輪を、お二人がお互いに指輪をはめます。


玉串拝礼(たまぐしはいれい)
「玉串」とは祈りをこめた捧げ物。二拝・二拍手・一拝致し、神様に感謝の気持ちをお伝えします。
誓詞奏上(せいしそうじょう)
誓いの言葉を新郎新婦が連名で読み上ます。新郎が誓詞の全文を読み、新婦は自分の名前の部分だけを読み上げるのが基本です。


両家代表玉串拝礼(りょうけだいひょうたまぐしはいれい)
両家の代表が玉串を謹んでお供えします。
親族固盃(しんぞくかためのさかずき)
全員で御神酒の盃を交わし親族の契りを結びます。


神社所有の貸衣装
神前結婚式は明治時代から続く、神様に結婚を誓う儀式であり、日本文化を大切にしたい人にとっては意義深い形です。白無垢や袴など、日本人の顔立ちや所作に合った美しい衣装で結婚できるのも魅力のひとつ。
「伝統や家族を大切にしたい」「和の美しさを体験したい」というお二人のため、衣装をわざわざ持ち込む手間を省くためにも、当宮では白無垢や紋付袴などの衣装をご用意しております。

直会としての披露宴
直会(なおらい)とは「神事の後に参加者が共に飲食をする行事」のこと。神様と心を通わせ、また人と人との結びつきを深める大切な場です。当宮の斎館は、直会として開く披露宴会場としてご利用いただけます。直会には神事の厳粛な雰囲気から日常へと気持ちを切り替える役割もあります。「神事を終え、普段の生活に“直る(なおる)”」という語源も関係しているとされます。つまり、結婚式を終えた二人が、日常の生活に戻る“区切り”としての意味合いも込められているのです。

挙式にかかる費用
挙式を行う拝殿および、披露宴会場は両家合わせて48名まで入ることができます。
挙式料 | 50,000円 |
衣装代(当神社の衣装着用) | 25,000円~ |
披露宴「結の間」使用料 | |
着付け・ヘアメーク室使用料(2部屋・エアコン付) | 15,000円 |
着付け・ヘアメーク料(提携先) | 別途 |
写真・動画撮影料(提携先) | 別途 |
会場飾りつけ花代(提携先) | 別途 |
※お料理、司会者の手配は当宮は行っておりません

挙式までの流れ
見学・相談
神社や会場の見学、具体的な式の流れや費用、披露宴をするしないなどの相談をします。
申し込み(1年前から予約できます)
挙式の申し込みをします。神社で披露宴をするかしないかをお伝えください。
打ち合わせ(半年~4カ月前頃)
美容師、カメラマンなどを交え、当日の具体的な流れや準備物を話し合います。
最終打ちあわせ(1カ月前頃)
もれの無いよう確認します。
挙式
晴れて良き日を迎えます。

提携先
当宮では、結婚式当日の進行を円滑にするため、市内の業者様と提携しています。着付けやヘアメーク、写真撮影などを一貫して提供できる体制を整えることで、利用者の利便性を高めるとともに、神社としてのサービスの質の向上にもつながります。こうした提携関係は、神社の格式や文化的価値を守りながら、現代のニーズにも対応する重要な取り組みと考えています。
写真・動画撮影―あべ写真館―
経験豊富なプロカメラマンが、厳かな神前式の雰囲気や、ご家族との温かなひとときを丁寧に撮影いたします。伝統と格式を重んじる神社の挙式風景を、最高の形で記録に残せることは、新郎新婦にとって大きなメリットです。撮影に関する段取りも神社と連携してスムーズに進行するため、当日も安心してお過ごしいただけます。

着付け・ヘアメーク―ヘアーエモーション―
神前結婚式では、新郎新婦が身にまとう白無垢や色打掛、紋付袴など、厳かな装いが求められます。提携先の美容室はこうした伝統衣装の着付け資格を持ち、また礼儀作法にも精通しているので、儀式の厳かな雰囲気を損なわない着付けとヘアメークを提供することができます。
また、当宮と美容室が連携することで、式の時間に合わせたスケジュール調整がしやすくなり、当日の準備がスムーズに進行します。
